断捨離しております(2021/6)
どうも、おかきです。
またしても気がついたら、ブログがストップしてしまった。。。
最後の投稿が半年前の、2021年年初。もう6/21になってしまいました。
スルーして新しい記事を書いてしまえばいいかもしれませんが、近況報告がてら話をしていこうと思います。
1. 断捨離祭り
現在、何をしているかというと、断捨離祭りをしています。
正確には、仕事が最近多忙とかそんなのもあるのですが、主にこれです。
ある日、プログラミング勉強してみたいな〜と思いました。仕事とか転職とかではないんですが、Newspicksの特集を読んで、単純に興味があるので、とにかくやってみたい!、そう思いました。
ですが、、、できない。
棚には大量の積読本、クローゼットの中には大学時代から買い続けた書籍。いつかは読み込んでやろうと思っている紙の山。書籍以外にも、昔買ったキーボードなど楽器類、スポーツ用品、いつか売ろうと思ってるけど売ってないゲーム機器の数々、、、
とにかく身軽じゃなさすぎる。
今列記したのは物理的なモノですが、それ以外に資格取得だ、語学だ、旅行だなんだと「やりたいこと」もとにかく多い。もはやここまでくると呪いの類いかもしれません。一つひとつやりたいことが輝いて見える。ただ、それらが邪魔をして、新しいことができない。子持ちの壮年期のおっちゃんでもないのに、あまりにも「鈍重すぎる」。特に仕事・生活で大きな悩みを抱えているわけではありませんが、フットワークを軽くする必要性を感じました。
と、いうわけで、今後のための「整理」をしていたという感じです。
まずは物理的なものをまずは排除しようと思い、ほぼ週1でブックオフに通っています。
まあ正直いうとそれすら終わってないので、半年ブログが動かなかった訳ですが笑
2. そういや今年の抱負の達成状況は?
閑話休題。
年初に掲げていた抱負「アート関連記事を50件書く」について話を移そうと思います。
今日6月21日でもはや172日目。
割合でいうと47%も経過しているので、当然20記事くらいは書けているはず。
では現状はいかが?ということだが、答えはゼロ記事。
残り193日でアート系の記事を50記事書かなければならないのだから単純計算3.8日に1回、つまり週2回書かないといけない計算となります。つらい。
なんで今後は急ピッチで頑張ろうと思います。
それなりのクォリティーは維持したいと思いますが、あまりにも1記事に熱量を注ぎ込みすぎて、実は管理アカウントの「編集中記事」には大量の未投稿記事が。。。そんな状況なのでズバズバ投稿していこうと思います。
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今回はこれで以上です。
少し前に流行った「エッセンシャリズム」という本を読みましたが、失敗例として、「あまりにも多くのことを同時並行に進めようとすること」が挙げられていました。時間も労力も限度があります。そんな中で多方面に展開すると、1つ1つにかかる力が分散する、、、そして失敗する。 まさに今の自分はそんな状況でした。ただこれからはそこから脱却し、ブログ活動にも専念していこうと思います。
なお。このブログは、断捨離で消えてなくなるものにするつもりはないので、ご安心を。
今後とも応援よろしくお願いします。
2021.6.21 Mon 10PM
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YouTubeプレミアム会員を1年やってみた!!〜感想と注意点〜
今週のお題「下書き供養」
どうも、おかきです。
今日は、とあるサブスクリプションについて話したいと思います。
そう、YouTube Premiumです。
私は、2019年12月〜2021年3月と、軽く1年強ほどPremium会員でした。
YouTubeを見る人は多いと思いますが、なかなかPremium会員の人はいないのでしょうか。今回は私の経験について話していきたいと思います。
1. YouTubeプレミアム
これだけYouTubeは広まっている状況ですが、「プレミアム会員」についてあまり知らない人と思うんで簡単に説明しておきます。月額1180円(※)で下記の機能が追加で得られるサブスクリプションになります。
※iOSのiTune決済だと1550円ですが、クレジット支払いで回避可能
色々書きましたが、「広告なし」「ダウンロード」が主な機能と思ってください。
ただバックグラウンドも意外と便利ではありますね。
2. 加入した理由
次に、私が元々加入した理由についてです。
広告なし等もありがたいのですが、一番注目したのは、ダウンロード機能でした。
その当時、YouTube入り浸り状態だったので、視聴時間は常に右肩上がりでした。ただ、引っ越しなど生活環境の変化で、休日でも「外出」することが多くなっていきます。
で、結果何が起こったかと言うと、家にいるときはひたすらYouTubeみたいな事態が起こってしまいました。当時サブスクで生活を豊かにできないか?と思っていたので、そのマネーをYouTubeに費やすことにしました。また、引っ越しで、車通勤で時間をかけて会社を行き帰りしていたので、その時間を活用できるのも大きな理由でした。
3. 感想
で、加入した結果ですが、、大満足です
ダウンロード機能のためだけに、1180円は高すぎないか?という気もしないではないのですが、さすが流行りのYouTube。多種多様なコンテンツがオフラインで、快適に見れるのは大きいです。面白そうな動画があったらとりあえずスマホにぶち込んで後で見る。そんなことができますね。
かつて長距離移動時は、Netflixの映画をDLしていたのですが、実際問題、映画をまるまる一本をバスの中で見る気なんて起きません。YouTubeくらいの方が気持ち楽だったりします。
何よりいいのが、「長い」動画を毛嫌いせず見るようになりますね。
今まで家の中だと、手短な10分程度の動画ばかり見ていました。ただ外出時だとイヤホンやカーステレオで聞くだけのための動画を見ることが多くなり、視聴習慣が変わりました。長い動画でも臆することなく視聴、歴史、社会、ビジネス、経済、技術、科学、国際問題など、色々なものを大量にインプットができました。
特に、教養系の筆頭格『中田敦彦のYouTube大学』や、ビジネス系『NewsPicks』や、ホリエモンのチャンネルなどはしょっちゅう聞いていました。目で動画を見ると割とストレスを感じてしまいますが、「聞く」だけなら割と効率よく勉強できます。
ただ、一言だけ言うと、最近ahamo, povoなどで、20GBの大容量を低額利用できてしまう状況になったので、そこを検討した上での加入が推奨です。飯の時間以外YouTube見ていた私でも10GB程度なので、、わざわざ入るかどうかは要検討、、、かと思います。
4. 思ったこと:氾濫する情報の波とどう向き合うか?
最後に思ったことを述べていきたいと思います。
大満足といった割には、ネガティブな話になります。
重度のYouTube視聴者に限った話なので、無視してもらってもOKです。
当時私は重度のYouTube視聴者で、自宅に限らず、車運転中やジムに行っている間など、仕事以外はほぼYoutubeを流していました。音楽をひたすら聴いている人とかがまさにそうだと思いますが、流してないと耳が寂しくなる、そんな感じです。
で、何が問題になるかというと、、、
ひたすらインプットしかしていない訳です。
教養系動画を多く見ていたので、それベースで話をしますと、多種多様な分野の情報・意見は大量に入ってくるのですが、ある時を境に「自分」という存在が伴わなくなります。知識を得ること、知的興奮を覚えること自体はいいことではあると思います。ただ、深く思考したり、相手の考えを疑ったりすることは無くなりました。また断続的に動画を流されることで動画についての記憶は希薄化する一方、なんとなく「色々知ってる俺ってすげー!」という感覚だけが残り、意識だけ高い系のロードをまっしぐらです。ただ、現実にあるのは、「情報」という名の刺激物に反応しているだけの愚かな自分です。
また厄介なのが、スマホは自分が見せたい世界だけを見せる傾向にあります。
特に動画コンテンツとなると、突飛なものばかり強調する傾向が強く、自分の身の回りの現実世界と大きく乖離していることがままあります。またそういったものは、「出来事」「ニュース」ばかり反応し、その裏で起こっている「長期的なトレンド」「専門的な知識」については一切触れないので、百害あって一理なしです。。最近はだいぶマシになりましたが、スマートフォンといえど、アホが使うとアホになる訳です。
YouTubeプレミアムに入って、その中で面白い動画だったり、教養系の動画をたくさん見ることができました。個人的にはNewsPicksなどとの出会いは良かったなと思ってます。
ただ、この辺りの情報との付き合い方には十分注意すべきかなと思いました。
元々1年程度で辞めるつもりでしたし、これ以上はもう得られるものはないな、いやむしろ害ではないか?と思い、プレミアム会員を辞める決断に至りました。。ちなみに今はNewsPicksのプレミアム会員になっています。
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今回の記事はこれで以上です。
今全盛期を誇る、YouTube動画、皆さんを是非プレミアム会員を体験してもらえればと思います。今はもう一般会員ですが、広告が懐かしすぎて、今は逆にそれで楽しんでいますね。ただダウンロードができないので、そこはしんどいな〜なんてたまに思います。
今回の記事が皆さんの参考になることを願います。
ではでは。
2021.4.13 Tue 10PM
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2021年の抱負:今度こそアート関連記事50件を目指すわ(コロナ禍でもアートな1年を過ごす)
今週のお題「2021年の抱負」
どうも、おかきです。
2021年、あけましておめでとうございます。
既に20日も経過してしまいましたが、本年初ブログをようやく書けるようになりました。
色々あった2020年、2020年を反省しつつ、今年も豊富を語っていきたいと思います。
1. 2020年の反省
昨年2020年の年初に語った抱負は、「アートな1年を過ごす」ということ。
かなり曖昧な表現をしていますが、一昨年11月からアートブログ記事の本格化宣言をしていた流れから、アート系の活動を本格的に頑張っていくぞ!と言う話です。
とはいえ、曖昧な目標を掲げるのは私のポリシーに反します。
何事も具体的で達成可能な目標を掲げることが大事です。その目標にコミットしてみて、結果実現できたか、実現できなかったか、客観的に振り返ることができなければ、反省も後悔もありません。その時、有料の「はてなブログPro」に移行したばかりでブログ熱に目覚めていたこともあり、自他共に認めるアートブログになるため、「アート系の記事を50以上投稿する」という目標を掲げました。
で、昨年2020年ですが、、、、
コロナのせいで、あんまりアートできなかったな、、、というのが正直なところ。
まず、アート展はとにかく中止ないし延期。人が集まるところにコロナあり、ということであらゆるアートイベントがことごとく中止されました。
「対策がとれていれば」再開可能とする、文科省の緩めの判断もあり、昨年冬の第一波の時とかは、他産業に比べれば早めに復旧した印象もありますが、そうは言っても、数多くのアート展が中止・延期に追い込まれました。止むに止まれぬ処置でしょうが、アート作品に相対し刺激を得る、貴重な場がこういう形で失われるのは非常に残念です。バンクシー展行けてない。。。
あとアート展もそうですが、移動そのものも封じられたのがかなりきついです。コロナ以前では、いろんなところに訪れてアート体験しにいきましたが、とはいえ、私も一介のサラリーマン。そんな状況下になると、私生活でも移動を自粛せざるを得ません。
ただ何でもかんでもコロナのせいはイケません。
同時に掲げていた目標「アート系ブログ50記事」に関してですが、もっと頑張ればできたとは思います。実績を言うと2020年の間に書いたアート系の記事は「21」。そう目標の半分にすら到達していません。元々数記事しかなかったので、急激には増やしていますが、まだまだアートブログには程遠いという状態です。
確かに、アート展には行けないのはかなり痛い。
新しいアート作品との出会い・対話が、新しい刺激・起爆剤となります。ネット・本で知識をつけることはいくらでも可能ですが、アートとの生身の体験ほど、自分を突き動かすものはありません。そうした体験を通して、今まであたらしい世界を切り開いていきました。
ただ、とはいえ、アートに関する書籍・映画等でいろんなことがやれたのでは?とは思います。また、コロナ禍ということもあり、アート競売会社クリスティーズなどのオークション生視聴など、珍しい体験も得られましたが、まだまだもっとやれる。そう思いました。
2. 2021年の抱負
と、いうわけで、
今回の抱負は「コロナ禍でもアートな1年を過ごす」でいきたいとおもいます。
去年と同じじゃん!という話ですが、その通りです。
ある程度動きは限られ、アート展も行けたところで、せいぜい四国ばかりになってしまうと思いますが、できる範囲で頑張ります。ただ、ブログはネットの世界での活動。まだまだ他にもできる余地があると思っています。
具体的な目標ですが、今度こそ「今年内でアート系ブログ記事を50件新規投稿」にしたいと思います。そう、去年と一緒です。やっぱ週1ペースで上げてこそアートブロガー!ということもありますので、今年こそ達成したいと思います。申し訳ないですが、リベンジのチャンスをもう一度ください。
あとYouTubeチャンネル「アートについて語ろう。」を運営(2動画しかないのに?)しているので、動画に関する目標を掲げてもいいかなとも思いましたが、却って自分を束縛しかねないので、断念しました。ただ何らかの周期で活動は続けたいな〜と思います。(月2くらいが妥当かな、、)
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というわけで、例年恒例の抱負記事でした。
異例づくめの2020年でしたが、「withコロナ」で2021年も、またそれ以降も続いていくと思います。そんな中でも愛するアートにつながる活動を続けていければなと思います。(無論、無理のない範囲で!)
あと抱負とは、関係ありませんが、どこかのオンラインサロンに入るのも面白そうだな〜と思ってます。交流関係の狭い私ですが、振り返って考えると、意外と私は人間関係に左右されるんだな〜と思い、環境を構築する意味でもオンラインサロンなかなか良いなと思いました。時間に猶予があれば、チャレンジしようと思います。
ではでは。
2021.1.25 10PM
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節約紳士に休息を、今まで買ったApple製品をリストアップしてみた。(※信者ではありません)
今週のお題「自分にご褒美」
どうも、おかきです。
2020年も気がつけば残り一ヶ月となりました。
今年は、コロナ禍一色。旅行は自粛、実家へ帰省も自粛、外出すらもできる限り自粛と、自粛三昧の毎日。一方(リアルの)仕事に関しては相変わらず感じで、今日まで走り抜けてきました。本ブログの地主、はてなブログ様より「頑張った自分にご褒美をあげましょう」と言われたので、今回は最近買ったApple製品で、自分のご褒美としたいと思います。
1. 今まで買ったApple製品をリストアップしてみた。
巷を毎度賑わせるApple製品達。特に今年後半は、9月・10月・11月と発表会を3回に分ける形になり、まさに「ブランド・話題性の暴力」と言わんばかりに賑わせてくれました。
年末のご褒美を語る前に、今まで買ってきたApple製品をリストアップしてみました。
決して信者ではないのですが、意外と買ってるな〜と思いました。
基準は、Appleのハード製品のみ。サードパーティー製品を含めるとキリがないので除外、他にもApple Musicなどサブスクリプション、アプリ課金も無しで行きます
- 2016年?月 iPod Nano 第6世代(16GB) 2.0万円
- 2017年6月 iPad Pro 10.5(256GB) + Apple Pencil 1万円 8.7万円 + 1.1万円 →ブログ①/ブログ②(1年レビュー)
- 2018年1月 MacBook 12''(2017, m3 256GB) + Magic Mouse2 14.2万円+0.9万円 →ブログ①(購入編)/ブログ②(開封の儀)/ブログ③(PCレビュー)/ブログ④(マウス)
- 2018年5月 Air Pods 1.9万円
- 2018年6月 iPod Touch(第6世代, 32GB) 2.2万円 →ブログ
- 2018年11月 iPhone XR(128GB) 10万円(au価格) →ブログ①(序文)/ブログ②(機能)
- 2019年12月 AirPods Pro 3.1万円
- 2019年12月 HomePod 3.5万円
- 2020年1月 Apple Watch Series3 42mm 2.2万円
- 2020年6月 iPad Pro/Smart Folio/Apple Pencil 2 10.5万円+0.8万円+1.5万円 →ブログ①(購入編)/ブログ②(タブレット本体レビュー)
- 2020年6月 iPad Pro 11インチ用Magic Keyboard 3.5万円 →ブログ③(キーボードレビュー)
- 2020年10月 iPhone 12(256GB)/シリコンケース 10.1万円+0.5万円 →ブログ①(購入編)/ブログ②(レビュー)
- 2020年11月 Apple TV 2.3万円
ここ4年間でApple関連の出費は総額79万円です。
はい、全然Apple信者ではありませんね。
Q.E.D. 証明終了。
2. 年末のご褒美:MacBook(M1チップ) + 外部接続ディスプレイ
「無事」信者ではないことが証明できましたので、今年はそんな節約思考の私にご褒美を買ってあげることにしました。買ったのはこれらの製品です。
- MacBook Air 13''(8GBメモリ、512GB) 14.2万円
- Bluetooth接続 Magic Keyboard 1.0万円
- Dell 25インチモニター + モニターアーム 3.5万円+1.0万円
最近出た純正チップのMacBookを購入(理由は後述)、快適なPC環境を整えるため、外部出力モニターを買ってしまいました!総額は、なんと総額19.7万円!
まあ、普段外出自粛してるし、節約しているからここで奮発しちゃうのは仕方ないよね。
これでApple製品にかける総額は94万円
もうすぐで7桁突入だ(謎歓喜)
3. 快適なPC環境とYouTube活動に向けて
さて、そもそも買った経緯について語っていきたいと思います。
前から言っている通り、タブレット大好き人間です。そこは変わりません。今でも前の記事に書いた通り、スマホよりも大きい大画面、タッチでダイレクトにアクセスできる利便性、程よい取り回しの良さなど、素晴らしいところばかりです。外出時には常に携行しています。
そんな自分が、なぜ買ったのか?
それは、単に快適なPC環境を作りたいと思ったからです。
iPad Pro + Magic Keyboardがあるので、ブログ記事書く分には全く問題ありません。ただ、アート関連のブログ記事を書くにあたって、実はインプット作業が圧倒的に多いんですよね。私の理解・感性が乏しいだけかもしれませんが、如何せん調べ物が多い。アート作品・アーティストの情報、関連する記事・情報、さらに記事を書き出してからのファクトチェックなど、とにかく調べ物。ましてや現代アート好きになると、時代の背景・内容、さらには作品からは一切読み取れないような作品のバックグラウンドなど、枚挙にいとまがありません。
iPadって実はディスプレイに外部接続しても、同じ画面を映し出す(ミラーリング)ことしかできないんですよね。なので、iPadの画面内で分割くらいはできますが、それだと小さすぎ。前述の通り、インプット作業を効率よく行うため、複数画面を使うのは必須です。また、外部出力ディスプレイにしても、画面サイズを最適化して表示されないので、面倒です。なのでモニター+MacBookを買いました。
ただ、ここまでならMacBook 12インチ(2017)を持っているので、MacBook + 外部モニターでやれば全てが解決してしまいます。
そこでもう一つの理由が出てきます。それは、動画活動ですね。
LumaFusionというアプリを使ってYouTubeやるぞ!と思い、自己紹介動画と1つ動画を作りましたが、、、すぐに限界来てしまいました。
というのも、このLuma Fusionなんとアプリの仕様上iOS端末(iPhone/iPad)しか対応していません。非常にシンプルな操作でかつ、それなりに豊富な機能を備えているので、私レベルであれば十分に満足する動画が作れますし、これで頑張ろうと思っていました。
ただ、ブログと同様、iPadでは動画編集しつつ画面を複数出せないことです。 動画編集ってやってみて初めて気づいたのですが、実は集中力を必要とする作業なんですよね。シークバーいじって、テキスト入れ込むだけでしょ?と思うのですが、そうではありません。というのも、動画編集って、一発取りで終わらず、後から言葉や表現の仕方・タイミングを如何様にでもできてしまうんですよね。そのため、音とか尺とか、複数の要素を同時平行で考えながら、全体の構成を作っていく、、、私が作るのは、パワポに声を吹き込んだだけの解説動画ですが、動画編集って、思っていた以上に考えることが多いです。
また、iPadだと、前述の通り画面出力で拡張できないため、一つの画面をイチイチ切り替えないといけない。ブログの話と通じますが、情報のインプット作業が多いのでこれが本当に苦行。これがストレスでYouTube活動をついついサボってしまいました。なので、MacBook 12インチ(2017)は使うことはできません。というのが、ついこの前までの状態でした。
ただ、ここにMacBook(M1チップ)が来ます。
このPCだと、なんとiPhone/iPadにしか対応していないiOSアプリがMacBookでも起動できるんですよね。なので、M1チップMacBookであれば、Luma FusionもMacで使えるようになりました(↓)。この起動画面を見た時、本当に感動しました。
その他、CPU性能、バッテリー駆動時間向上といった話もありますが、私としては、iOSアプリ対応が購入に至った理由の全てです。ただ、Day Oneなど多くのiOSアプリはMacにもすでに対応しているので、LumaFusion以外iOS専用アプリをMacで使うことはないと思います。なので、Luma Fusionが全ての理由ですね。
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今回の記事は、これで以上です。
またまた買ってしまい、今年はなんとiPhone/iPad/MacBookを全て買い換えてしまうという大盤振る舞い。まあ、普段節約してるからね、仕方ないよね。(白目)
外部出力モニターですが、非常に快適です。高い目線で快適にできますし、何より複数画面で操作できるのが非常に快適です。あと手元がキーボード、マウスだけなので、非常に快適です。YouTube活動ですが、一旦ブログに注力したいので、YouTubeは年明けごろには再開しようかな〜なんて思ってます。是非楽しみに待ってください。。。
ではでは。
2020.12.12 Sat 6PM
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アート漫談#3: 世界アートランキング『Power 100』!現代アート界を牛耳る人たちと拡大する世界
どうも、おかきです。
アートについて、自由気ままに語るコーナー、「アート漫談」です。
と言いつつ、前回、前々回がかなり大真面目な内容なので、最近方向性に迷う毎日です。
今回は、またしても真面目な内容です。
今回は主要な英アートメディア『Art Review』で毎年公表する、アート関連のランキング「Power100」ついて取り上げたいと思います。毎年11~12月ごろに公表され、今年2020年版のランキングも、明日の12月3日朝9時(日本時間)公表される予定です。いいタイミングなので、今回これについて取り上げたいと思いました。
- 1. Power 100って何?
- 2. 入り乱れるアートワールドを構成する人たち
- 3. 日本人アーティストってどうなの?
- 4. Power100を通して見えること①:マネーの力は偉大
- 5. Power100を通して見えること②:今見ているアートは、本当に現代のアートか?
1. Power 100って何?
「Power100」とは、英国アート雑誌『ArtReview』が2002年から毎年公表している、現代のアートワールドに携わる人たちの1~100位のランキングです。
曖昧な表現で一体どういうこと?と思うかもしれませんが、文字通りの意味。それ以外ありません。ここで知っていただきたいのは、アートの世界は、アーティストのものだけではないということです。作品を作るアーティスト以外にも、美術館の館長、展示会を企画するキュレーター、それにギャラリー経営者、コレクター、さらには(あまりランクインしませんが)批評家、思想家など、いろんな人が集まって今のアートワールドが形成されています。(最近だと、Twitterのハッシュタグ#Metooもランクインしてますね)
ちなみに、昨年2019年の1位は、グレン・ラウリー氏。現代アートの権威、ニューヨーク近代美術館(MoMA)の館長です。そう、アーティストではありません。後にも述べますが、100人のうちいわゆるアーティストはせいぜい2割程度、多種多様な職業・地位の人たちが混ざ理混ざっているのです。Power100とは、そんないろいろ人たちのランキングなのです。
2. 入り乱れるアートワールドを構成する人たち
Power 100のもう一つの特徴を言うと、「その年現代アート界での活躍」を基準にした年間ランキングだということです。100というと結構あるように見えますが、絶妙なところで、前述の通り多種多様な人物がおり、あくまで「その年の活躍」で評価するので、毎年かなりドラスティックに変わります。
例えば、アーティストの場合、世界的な個展を開催し評価が高ければ、ランキング上位に占めますが、活躍が見られなくなると途端にランキング圏外に直行です。前述のMoMAの館長の場合は、大々的な拡張工事後の再開に加え、グローバル化・多様性を体現した美術館の取り組みが高く評価されました。
このアートワールド、現代資本主義社会と同様、マネーと作品が飛び交い、激しく人と物が動く世界です。ただそんな世界なので、アーティストだろうと何だろうと、このランキング100位にランクインしている時点でトップオブトップ、全員VIPです。前述の通り、各界プレイヤーの入り乱れているので、このランキングは、TIME紙の『100 most influential People(最も影響力のある人100選)』に近いところもありますが、アート業界の生々しさでいうと、Forbe紙『World's Billionaires list(世界長者番付)』に近いかもしれません。
もちろん、その年の活躍が、ランキングを選出員の目に止まるかどうかというところもあるので、恣意的な判断は入ってくるので、このランキングが絶対とはいえませんので、その点に関しては注意が必要です。ただ、数多の候補から、厳選されたトップ100ですから、ここで選出されれば、世界的に十分評価を受けている、ないし影響力を持つ人物たちであり、今のアートワールドを作っていると考えていいでしょう。
なお、このランキングには100名いますが、私はほぼ分かりません。現代アート好きの私ですが、知っているのは100人中せいぜい10人程度です。バンクシーなど、世間的にも知られている、超有名どころが数人、あと私があとで勉強してつけた知識量で、さらにもう何人か、というレベルです。現代アート好きを標榜していますが、グローバルスタンダードで言うと、実はまだまだなんです。(こういうのを意識すると意外と燃えるタイプなんですが)
3. 日本人アーティストってどうなの?
ここでよくある質問、じゃあ日本人アーティストってどうなの?という話です。
日本人は、日本人が大好きですからね。(私も日本人ですが)
で、結論から言うと、草間彌生さんが8位にランクインしています。「水玉模様」と「カボチャ」で有名なアーティストですね。(↓は半年前に読んだにも関わらずブログで取り上げられていない書籍)
日本人8位だ、やったー!!
と言いたいところですが、、、、残念ながら、昨年2019年のPower 100に入った日本人は、草間さん1名だけです。かなり高位であるのは事実ですが、少し寂しさを感じます。
以前、ブログでも取り上げた村上隆さんもランクインした経歴があり、ベルサイユ宮殿での個展など精力的な活動もあり、2003年にはなんと7位ですが、(無論今も活動されていますが)ランキングには近年登場せず。日本人アーティストはこの草間さん以外あまり出てきません。欧米アーティストは勿論、中国・韓国などアジアを含め、諸外国の存在感の方がやはり強いという印象です。
4. Power100を通して見えること①:マネーの力は偉大
最後にPower 100を通して見えることについて語っていこうと思います。
一つは、アートとマネーの関係です。先ほども言った通り、中には社会運動家も混ざっているのですが、ほぼ全員VIPです。現代資本主義社会において、ランキングが高い、ましてや高額アート作品が取り交わされるアートワールドであれば、当然マネーは切り離せません。
前述の通り、様々な人たちがランキングを占めると言いましたが、作品を制作するというよりは、作品で展示・売買・収集を行うコレクターやギャラリストが相当数を占めています。貴族がいなくなった現代、こういった人たちが「現代のパトロン」としてアート界を支えています。アートの価値を全否定するようですが、膨大なマネーが今のアートを動かしているのは間違いありません。アーティストは勿論は当然評価されてしかるべきですが、「影響力」という点では、ギャラリストなどの存在は無視できないでしょう。一方、かつてアート理論を展開し、活躍を見せた批評家・専門家といった人たちは鳴りを潜めています。少々寂しい時代ではあります。ただどこか歪で不安定な状況こそが、現代アートの世界を体現しているとも言えます。
実際、「実業家」としての経歴のある人物が、Power 100上位にランクインするがあります。アートコレクターのベルナード・アルノー(Bernard Alnault)は、今年2020年のForbe紙の長者番付で、あのビル・ゲイツに次ぐ第3位です。まあ、ルイヴィトン擁するブランド帝国LVMHの会長ですから当然でしょうか。
5. Power100を通して見えること②:今見ているアートは、本当に現代のアートか?
あと、もう一つPower 100で言えることですが、(こちらの方が重要なのですが、)世界というのは、多元化しつつあるということです。
欧米とそれ以外の国という、オリエンタリズム的な二項対立は今でも有効だと思います。アートに関しては、まだまだ欧米諸国の存在感は強く、語られるアートの言語・文法は圧倒的に欧米寄り、ランキングでも大半が欧米です。この辺りは、アート発展の近代史が、西洋社会の中で培われたのが大きいと思います。
ただ、今や日中韓の東アジア諸国の時代、いやそれらの国だけの時代も時期に終わります。東南アジア、さらにはインド・中東・南米・アフリカなど、グローバル化の波に乗って、どんどん経済圏は広がっていきます。道は舗装されなくとも、Wi-Fiなど通信環境は整備され、急速に経済発展していくことでしょう。アートに関しても同様で、これもグローバル化の波と、マネーの力がこれを実現しています。
それでは、日本の存在感が低下してしまう!と悲観論を述べる気は一切ありませんが、より世界は多元化していき、国家・地域は、均質化・相対化されつつあると言えます。もはやどこの人か?とか、そこまで重要視すべきでないと思うんですよね。正直ナンセンスです。もはや偏見でしかありません。そもそも世界的アーティストと言うのであれば、日本人だろうとあんまり関係ない気はしますね。日本で行われるアート展であっても、海外の人が企画しているのもザラです。アート活動の場で出身国の話になれば、あえて文化的なバックグラウンドを戦略として用いている、といった程度で見るべきでしょう。
また、現代アートシーンは、西欧中心とはいえ普遍的にアートの価値を認めています。世界中で現代アートは展開されているので、その知識・評価についてもグローバルであるべきでしょう。
例えば、昨年Power 100の10位にランクインした、インドネシアのアートコレクティブ「ルアンルパ(ruangrupa)」ってご存知でしょうか?(私はもちろん...知りません)「ドクメンタ」という有名なアート展があるのですが、22年の芸術監督に選ばれたアートコレクティブです。対して、私も皆さんもご存知バンクシーは19位です。(十分高いですが)
無論このランキング自体、恣意的な操作があるとは思いますが、もうアメリカが、日本が、とかそういう問題ではなくなってきているんですよね。活躍し注目を浴びているのは、過去の栄光にしがみつく先進国のアーティストではなく、今現在進行形で活動し、その努力が認められ、世界的に評価を受けている人たちだけです。アート理論の勉強を深めたり、作品を嗜んだりすることは結構なんですが(完全にブーメラン)、今の世界で起こっている事に目を向け、もっともっとその認識を拡大させる必要があるということです。現代アート好きなんで、はっきり言いますが、今日本に多数ある美術館のように、昔ながらの絵画ばかり眺めていていいのかなぁ。。なんて思います。
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今回は、これで以上です。
持論の展開は今回かなり控えめですが、このランキングが存在することを知らせることが今回の目的なので、十分だと思いました。このブログでアート記事を書こうと思った一つの理由に、こういった世界中のアートをどんどん取り上げていこうと思ったのがきっかけです。
自分のためにも何かやろうと思い、私が昨年末思い立ったのは、海外の現代美術館に行くぞ!だったんですが、、、。まああとはお察しということで。
明日「Power 100」の2020年版が公表されます。
また、次の記事では今年を振り返りつつ、語っていきたいなと思ってます。
ではでは。
2020.12.2 Wed 10PM
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【アートの旅#6】これが日本誇る北斎大先生のアート、北斎展@高松市立美術館 (2020/9/12~10/18)
どうも、おかきです。
先月、高松市立美術館で開催されたアート展『世界が絶賛した浮世絵師 北斎展 =北斎からアンリ・リヴィエールまで』に行って来ました。現代アート大好き人間の私は、元々別の展示が目的だったのですが、非常に良かったので、ブログに上げたいと思います。今回は、そのレビュー記事です。
実は、もうこの展示会は終わってしまっているのですが、他の都道府県でも葛飾北斎展をやっている模様。本屋でもやたらと書籍が置いているのですが、どうやら今年2020年が生誕260年。しかも来年は映画『北斎/HOKUSAI』を上映予定と、北斎ブームが巻き起こっている(巻き起こされている?)ようです。単なる展示会に行った「記録」ですが、そんな状況になっているようなので、今回遅ればせながら記事にしました。
1. だいたいこんな展示会
その名の通り「北斎展」なので、葛飾北斎(1760~1849)の展示がメイン。20歳から浮世絵師になり、初期の歌舞伎画から、「東海道景」「富嶽三十六景」など有名な風景画、他にも晩年描いた妖怪画、漫画、油絵など、まさに自称:画狂老人の名に恥じぬ圧倒的な展示です。事実、本展示会の総展示数170に対し、北斎の作品は120展という圧倒的ボリューム。その中でもメインディッシュの風景画集『東海道五十三次』『富嶽三十六景』に関しては、全ページが展示されています。
葛飾北斎以外にも北斎の弟子たちや、彼の影響を受けた人たちの絵が展示されていました。
アート展名の末尾「アンリ・リヴィエール」は、なんとフランス人画家。弟子、、ではありませんが、北斎の『富嶽三十六景』の影響を受け、リトグラフ画ですが『Trente-six vues de la tour Effel(エッフェル塔三十六景)』でパリの光景を描きました。そんな彼の展示もされていました。
- 展示会名:世界が絶賛した浮世絵師 北斎展 =北斎からアンリ・リヴィエールまで
- 開催期間:2020/9/12(土) ~ 10/18(日)
- 展示場所:高松市美術館
- 展示品: 葛飾北斎(彼が人生で描いた作品群、富嶽三十六景など120展)がメイン。他北斎の弟子、アンリ=リヴィエールなどの作品もあり、総合計170点。
- 備考: 撮影禁止
2. 感想
今回のアート展ですが、非常に満足です。
正直、ニホンガにはあまり明るくはないので、今回シロウトレベルの感想しか言うことができませんが、『富嶽三十六景』含め、世界的に有名な北斎の絵をこれだけ堪能できるのは中々ないと思います。しかも、一地方の美術館で。正直、現代アートラヴァーの私からすると、近世の絵画を見てもそう思うのですが、「博物館」がすることでは?と思ってしまいところはありますが、美術品としても一級品である、北斎の作品を拝めるのは、貴重な機会でした。
この展示会での見どころは、なんといっても『富嶽三十六景』でしょう。かの有名な『神奈川沖浪裏』『凱風快晴』などは勿論ですが、他の残りのページの昨日も堪能できました。あとで細かい感想を付け加えますが、北斎の工夫を最大限凝らした作品ばかりで、とても印象的でした。
また、今回の展示会では、富嶽三十六景に限らず、北斎が生涯通じて描いた作品群が展示されているのも高評価の点でした。初期の頃からの歌舞伎絵では、線描から色彩に至るまで繊細な絵になっており、のちの人生で描くような繊細な描写の片鱗がこの頃からありました。風景画では構図の探求にも取り掛かり、また江戸後期ということもあり、西洋画の描写・遠近法にも勉強、そして更には油絵にも挑戦。北斎の油絵って見たことある人はかなり少ないと思います。蛙と蛇、ナメクジが睨み合ってる三すくみの絵『三竦(さんすくみ)の図』なのですが、写実的な表現でリアリティがあって江戸時代の人間が描いた絵とは思えないレベルです。
ただ、正直最後のアンリ=リヴィエールは要るのかなぁと思ってしまいました。葛飾北斎の「富嶽三十六景」を見てパリ版「三十六景」を作ったので、合わせて載せてやろうという魂胆だと思いますが、どうしても尻すぼみ感が否めませんでした。個人の展示会でも、関連する他アーティストとの出会いも重視する私でしたが、北斎の弟子たちは良しとしても、パリ版「三十六景」を作ったアンリ=リヴィエールは違うかなと思いました。構図は頑張っていますが、都市風景なので、浮世絵との繋がりというより、写実主義的な系譜を感じざるを得ませんでした。これも出会いだと思いますが、正直ちょっと違うかな〜という感じです。
3. 画狂老人(自称)としての人生
さて、ここではもう少し深いところまで入っていきたいと思います。
北斎の生涯を通じた作品を見続けましたが、繊細な描写を含みつつもダイナミックで斬新な「構図」「造形」にあるのではないかと思います。数ある作品の中で『富嶽三十六景』が高評価なのは、その「構図」「造形」が特に光っていたからだと思います。山の位置を変えたり、。例えば『神奈川沖波裏』も波打つ海の向こうに富士山が見えるという非現実的な風景によって見る者を惹きつけます。
今回の展示会では、個人的には『凱風快晴』が一番好きだなと思いました。この絵は、初夏の暑さで雪が溶け、富士の美しいイメージとは異なる、醜く赤い山肌を晒した赤富士を描いた絵です。(下のチケット画像は、その絵の一部です)
『神奈川沖波裏』とは違い、富士山を一番前に移動、頂上を右側に寄せ、あとは左下に伸びる山並みだけを描いています。この造形が山であることを感じさせないほど、かなり平面的。長〜い1本の線がただただ左下に伸びているだけです。通常風景画であれば、全体の光景を意識したり、より写実的に詳細に描くものだと思いますが、ここまで大胆すぎる造形には舌を巻かれるばかりです。彼の多彩な技術力を持ってすれば、ありとあらゆる表現ができたはずなのに、なぜこの「一本の線」に至ったのか、もし北斎が存命であれば、問いただしたいところです(笑)。浮世絵らしい奥行きのある藍、赤の色彩・コントラストもすごいのですが、私はそこにばかり目がいってしまいました。
最後に「斬新」とか「大胆」といった言葉を使ってしまいましたが、北斎の作品は、総じて「親しみやすい」です。当然、江戸時代のものなので、時代は大きく異なりますが、北斎の風景画といい、どこか「漫画」っぽい。最初期から見られた繊細で丁寧な表現がありつつも、どこかそこには、面白おかしさを捉えています。あまり語れていませんが『東海道五十三次』では、東海道の各名所を描いているのですが、人々の生活が生き生きと、面白おかしく描かれています。また、北斎の絵は有名なので、大型ポスターので目にしてばかりですが、実物サイズは意外と小さい。実はあのGreat waveこと『神奈川沖波裏』も、ジャンプコミックの見開きサイズくらいです。今でこそ英国美術館にも飾られるほど、アート史の傑作とされていますが、元々貴族が持っていたものではなく、普通の書店で販売されていたものです。なので、サイズも庶民レベル、庶民に親しまれていたと考えると、なんか親しみを覚えますね。
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今回の記事ではこれで以上です。
私の現代アート寄りの好みからして、あまり近代以前のアート作品(しかも日本の)を見る機会は少ないのですが、歴史的にも美術的にも価値のある北斎の作品に出会えたのは、本当にいい機会でした。歴史の偉人に想い・生き様に思いを馳せる、歴史ロマンチストではありませんが、浮世絵だけでなく、西洋画の表現、油絵などに取り組む「画狂老人」としての姿勢は、もはやアッパレとしか言えませんね。完全に展示会のプロモーションにやられていますが、来年公開の映画『北斎/HOKUSAI』も気になるなぁと思ってます。
ではでは。
2020.11.29 Sun
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iPhone 12が来た!3週間使用レビュー:控えめに言って最高です、これから長い間よろしく頼む
どうも、おかきです。
10月下旬に注文したiPhone12実機を入手。届いてから、はや3週間が経過しました。
今回はiPhone 12の実機レビューをしたいと思います。iPhone XRと比較して
ちなみにサムネは完全にネタですが、iPad Proが冷蔵庫に引っ付くなら、、、と思い試したら案の定引っ付きました。(用途不明)
1. 買うに至った経緯
過去の記事で取り上げてきましたが、iPhone12を購入するまでに色々と思い悩みました。買い換えるか買い替えないか?、新機種でもどれにするか?、色々悩んだ挙句、iPhone 12 ブルー(256GB)を購入するに至りました。
ざっくり経緯をまとめると下記の通りです。
- iPhone XRの主にカメラに不満があるから買い替えたい。ただ、毎年の買い替え祭りには飽き飽きしているので、5~10年選手のスマホが欲しい。
- 画面サイズだけは変えたくないので、iPhone 12か12 Proの2択。(miniの横幅じゃ、画面の情報量少ないと思うんだけどな〜)
- よくよく考えると、カメラ性能がオーバースペック。大は小を兼ねる思考を捨てる。
- あと重量が160g台は魅力的(30g程度軽くなる)
過去の記事でも話していましたが、もし興味があればご覧あれ。
2. 実機
さて、実機ですがこちらです。
予約もそこそこ遅れてやったのですが、1日遅れの到着でした。
噂通り箱が薄い!文庫本2つ程度まで薄くなっています。
まあ、イヤホンと充電器はもう要らないですよね。
(奥にものがゴタゴタしてるが気にしてはいけない)
本体がこちら。購入したのはiPhone 12 ブルーの256 GB。
ブルー色でペンキのような妙な写真が以前投稿されていましたが、そんなことはなくて良かったです。ただフロストのかかっていないガラス背面なので、どちらかと言うとパリッとした色ですね〜。
3. 感想:人生で初めての文句なしスマホ
感想ですが、結論から言って、全く不満のないスマホです。
Xperia UL, Xperia XZs, iPhone XRとスマホ人生を歩んできましたが、今までCPU性能、カメラ、バッテリー、その他使用感など、どこかに不満を持ち続けていました。ただ今回の6.1inchラインナップのiPhone XR(18年)→iPhone 11(19年)の時点で相当改善していると聞いていたので、ある意味期待通りです。
使ってみてまず感じるのは、「有機EL」の色彩・解像度の高さです。
なんだかんだで、今回初めての有機ELスマホ。色彩については、一度YouTubeを開けば一目瞭然。鮮やかさがダンチです。解像度についてもレベルアップ。正直スマホ程度のサイズであれば、液晶でも、有機ELでもパッとしないのですが、VRゴーグルにスマホを取り付けて見ると段違いです。多分やったことある人はごくわずかだと思うのですが、液晶の微小な「粗さ」も無くなっています。あくまでiPhone基準の話ですが、ようやく10万円以下で有機ELスマホが買えるのは非常に大きいですね。
先に画面の話をしてしまいましたが、カメラも非常に改善しています。
かつてのiPhone XRでは色再現がとにかくひどかった。実際に見る色と大きく違っており、しかもその時々で濃かったり薄かったり。とてもイライラしました。ただ今回のiPhone 12では、格段にパワーアップしており、色の表現が完璧です。
有機ELの画面のせいか?と一瞬思いましたが、写真で比較すると、すぐわかります。
iPhone 12:
赤みがしっかり出ていて新鮮さがあります。ネタの乗せ方は不味そう
iPhone XR:
赤みが黒ずんでいてちょっと不味そう。ネギへの蛍光灯の当たり方も表現されておらず、色が潰れてしまっています。
写真はありませんが、夜の風景写真も素晴らしいです。暗所でも補正して綺麗に撮れてしまうなんてすごいですね。。。昔修学旅行で使い切りカメラで夜景をパシャパシャ撮って、写真屋で現像したら、真っ暗だったなんてよくありました。携帯・スマホ初期でも中々撮れなかった、それがもうここまで技術が進化してきたんだな〜と感慨に耽ってしまいますね笑
- デザイン:
角ばったデザインに原点回帰!と騒ぐ人がいますが、よくわからん。。。昔のXperiaの角ばったデザインから、ラウンド形状でとても感動しました。 かまぼこそんな好き? - バッテリー
外出自粛中の世の中なのでそう遠出をしませんが、十分1日もつと思います。ただ、iPhone XRと比べると、少し減り方が早い気がします。 - Magsafe:
ジムのロッカーにスマホをくっつければ、着替えながら動画が見れますね!え、違う?
- 5G:
使う場所がないので分からん!ミリ波対応するしないといった話がありますが、スマホは基本買いたい時に買えばいいと思ってます。ここ数年は使うことはないでしょうし、通信(5年ぶりにルーター買い換えた時、通信速度が倍速になっていて衝撃を受けました)
4. auとiPhone12について(5G対応SIMカード x 契約変更問題)
最後に"auユーザー"ならではの話で締めくくりたいと思います。
記事の半分近くを占めるとてつもない超大作になってしまったので、興味がない人はこれで以上です。
日本の国内市場で圧倒的存在感を誇るiPhoneの5G対応に伴い、キャリア各社が様々なプランを出しています。ただそれに伴い、スマホ通信に必須となるSIMカードで、話題になっています。というのも、5G SIM/契約に乗り換えることを推奨しているからです。
この私は見事にauユーザーです(10年以上)
なので、見事に切り替え対象者です。
が、4G-SIMをiPhone 12に挿して試してみたのですが、、、
残念ながら対応せず、見事に圏外でした。
素人の自分がやるからかなとも思いましたが、ITメディアさんが記事でわざわざ試してくれたので、どうやら間違いなし。(あとYouTuberの瀬戸さんもトライしてましたね。。)ただ一応言うと、家電屋の事務員さん曰く、これは「動作を保証できないから」という理由。内情は完全にブラックボックスなので立ち入る余地ありませんが、理由だけ見ればdocomoとたいして変わりませんね。
もう少し踏み込んで、この辺りの問題色々と調べ回りましたが、よく分からず。
auにも通信機器を卸している、エリクソン社のリリース(auに限らず,株主向け)によると「ある推定の元だと差し替え不要だが、完璧に答えるなら、答えはYes or No で終わらせられないほどトリッキー」とのこと。
一見、????という内容です。
簡単にいうと、「5G規格の一部プライバシー・セキュリティー機能に対応していない」というだけですが、かなり難解です。とりあえずイロイロあるらしいですね。
ただ、auだけ対応しないのか、、、全くわかりません。真相は闇の中。auはこのごちゃごちゃに誠実に対応したかったのか?、それとも手数料を取りたいだけなのか?、よくわかりません。「電話対応だと差し替え不要」というのは、コロナ禍での苦肉の策と考えられます。
※記事の内容を簡単にざっっっっっっっっくりまとめておきました。
素人レベルでの理解力で、無理くり要約したのでご注意を
- そもそもSIMの機能は、ハードとソフトが分離しており、SIMカードだけで完結していない。今普及しているのは、Rel +99 USIMというSIM規格で1999年に考案されたもので、たとえSIMカード側に新規格の通信時に必要な情報がなくとも、ある程度のレベルであれば、スマホ本体に必要となるパラメーター等を取り込んでしまえる。
- アクセス認証システム(IdaM)は、前述のパラメーター取り込みの方法を使うことでクリア。これにより4Gでも5Gでも、通信に「アクセスすること自体」は可能。
- ただし、5Gにアクセスはできても、5G通信「規格」のいくつかの機能に関しては対応していない。例えば、無線通信時にアクセスIDを"Profile A"といった感じに暗号化する"SUCI"というプライバシー機能があるが、古いSIMはこれに対応できない。ややこしいが、“演算“は端末に取り込めても、USIM内に新しいパラメーターの保存ができないので、使えない。他にもページ処理時の永久IDとの分離など、いくつかプライバシー機能ができない。
- また、5G通信時にはSoR/UPUという通信処理が行われ、端末・USIM内のパラメーターの書き換えが可能。下記の機能が可能になるが、古いSIMだと、USIMの"secure pocket"内で通信処理を完結させてしまうので使えない。
- 特性に合わせた通信処理(スライシング)に必要な識別情報(NSSAI)や、経路識別情報など、本来USIM内にある、いくつかの情報を無線通信しながらアップデート。
- さらにセキュリティートークンの認証など、信号、セキュリティー機能(トークン生成)をアップデートすることも可能。セキュリティーも強化。
なお、5G SIMに切り替える場合は、5G契約が必須です。
5Gに繋がないから契約変更したくない、、、は残念ながらできません。
ただ契約にはよるとは思いますが、私の場合は通信費アップはありませんでした。
(ただし、手数料はしっかり取られますけどね。。。こればっかりは業界の問題ですね。)
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今回の記事は、これで以上です。
iPhone12は、申し分ない性能です。
思い切って256GBモデルで投資、10万円越えしていますが、
そういやiPhone 12発送開始日の週、ガンダム系のYouTubeチャンネル「ガンチャンネル」では「乗り換え」と題して初代ガンダムの第42話、シャアがジオングに乗り換えて最終決戦でアムロと戦う回を放映していました。流石にこれは秀逸でしたね笑。
私のジオングが、あと10年は戦えることを期待します。
(次はボトムズかな。。。)
ではでは。
2020.11.15 Sun
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